違和感

自分より若いスタッフに違和感を感じ始めたら、それは、もう若くないということか。老いの始まりということか。

子どもの頃、「早くおとなになって、仕事をしたい。」と思っていた。学生時代も、まあまあ大変だったからだ。勉強に、学校行事、習い事など、とにかく四六時中休みなく活動していた。だから、「同じ大変なら、給料もらって動いたほうが、よっぽどいいじゃん」と思っていた。

さて、今年の新人が、奇妙だ。やたら、私のことを褒めてくる。「凄いです!勉強になります!」ではなく、「いいと思います」と言って褒めてくる。そもそも、「褒める」とは、アドラー心理学的には、「対等ではなく、上から目線」なのだ。上下関係があるから、「褒める」が成立するのだ。わたしは、「いいですね!」と新人から褒められるたびに、悪寒が走る。思考が止まる。顔が歪む。ベツニ、アナタニミトメラレルタメニ、シテイルノデハナイノダガ…!オマエモヤレヨ!

そして、新人は、自分の目で見て察知する力と、頭で考えて行動する能力が低いようで、やたらと「どうやって、やってますか?」とざっくりと質問してくる。わたしは、いつも返答に困っている。まず、「どうやって」の部分が、「ツール」のことなのか、「準備」のことなのか、「実践」のことなのか、分からない。新人なんて、ただ「いいな!」と思ったことを、ただ、真似すればいいのに、いちいち「なんでそうしてるんですか」と聞いてくる。え?マニュアルがあって、その通りにわたしが動いているとでも思ってるのか?なんで、と聞かれても、理由は、キミが「いいな!」と思ったのと同じ理由だよ。「いいな!」と思わせたいからだよ。え?それが、わたしたちの仕事だろ。

文にまとめてみて、ようやく、今日のモヤモヤが分解できた気がする。わたしが、キレやすいのがいけないのか?相手の質問が、愚問すぎるのか?あるいは、その、両方か?

 

そして、これは仕事とは全く関係ないのだが、やはりわたしは、HSP傾向で、今回の新人のような、土足で人の心の敷居を跨いで来るようなタイプは苦手だということが分かった。できるだけ、関わりたくない…。